アメリカ不動産投資日記:償還時に書類を捨てる満足、、、

中山道子です。

去年融資をした220万ドルの案件が、この3月に償還になり、今日、タックス関係の書類が一息ついて、ようやく、印刷した鑑定書や決済書類を廃棄するところまで行きました。目まぐるしい進展で、考えてみると、去年の4月の段階では、プライベート・エクイティ・ファンドである 現行 MTMA を立ち上げる予感などなく、、、

去年の今頃は、一昨年共同設立した FUND IT DETROIT に基づく短期融資のスキームづくりのため、弁護士が作成した書類にに頑張って手を入れていたのでした。遠い目。。。

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45日間しか営業しなかった2024年期中、これだけのスタートが切れました!

私が共同経営しているプライベート・エクイティ・ファンド、MUTUAL TRUST MANAGEMENT ADVISORS LPが初回4月15日の明細、2024年度K1を今週発表していきます。それにあたって投資家様に、以下の簡単なレターをお届けしました。弁護士による書類が完成し、銀行口座が開設できたのは、11月中旬にかかってからでしたが、2024年は、《45日間の営業日数》に比して、下の圧倒的な成果を上げることができました。

通常のスタートアップ・ファンドというのは、「営業」をして歩き、CPAやFPなどの仲介者に、高額のフィーを払って資金集めをするものですが、私達は、既存顧客様とのリレーションシップがあるため、そのような立ち上げは選ばず、投資家様がご投資をいただいた際のご資金は、《最大限投資に回す》ことを目標としています。

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物件価格は10年で2倍!《デトロイトの再生に学ぼう》

アメリカ不動産投資の中山道子です。

この前行われたデトロイト現市長の年頭市政演説、大変な時代を振り返り、未来がいかに明るくなったかを堂々と話し、バズっています。広く、地元に感動を呼んだので、対デトロイト投資のこのブログでも紹介したいと思います。

自動車の全盛期時代には輝かしかったデトロイト市は、公民権運動後のゴタゴタで、大後退します《ホワイト・フライトの時代》。その後、立ち直る間なく、リーマンショックを受けて、更に衰退。市は破産に至り、辛酸をなめました。

しかし、その後、デトロイトは、失業率20%から、5%(米国平均に並んだ)へと、大きなカムバックを経ます。人口が70万を切っている都市で、10万戸といわれていました空き家は、取り壊しや整理が進んでいます。

彼のリーダーシップのもと、空き家問題への取り組み、再生が始まり、殺人などの悪質な犯罪も、激減しました。私達も、民間として、末端において、その一端をになっていると思うと、誇らしい気持ちでいっぱいです。

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物価上昇と片付けるな!米国の賃貸グレードの物件はどんどん高級化している

デトロイトの戸建て不動産をポートフォリオとするプライベート・エクイティ・ファンドを共同経営している中山道子です。

私は、過去10年以上にわたり、デトロイトの不動産市場を見続けてきました。

この10年間で、賃貸物件の家賃は倍になりました。かつて600ドル、650だった家賃が、現在では、フルリフォーム後、1,200ドル、1,250ドルといった水準で賃貸できるのです。

現在、日本でアメリカの状況が報道される時には、「物価高」や「高所得」といった背景がこのような賃料上昇をもたらしているといった表面的な理解がされがちです。

しかし実際のところ、現場の人間としては昔の賃貸物件の仕上がりと今の賃貸物件のそれを比べると、品質が全く異なっているという事実を第一に指摘するべきだと思っています。

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