祝バイデン政権インフラ投資法成立!大家さん注目点は水道管補修事業

アメリカ不動産投資で資産倍増中ブログの中山道子です。

2021年11月16日、バイデン大統領が、インフラ投資法に署名しましたね。
バイデン米大統領、1兆2000億ドル規模のインフラ投資法案に署名・成立

敬意を表し、ここでは、一般メディアでは絶対取り上げないだろうマイナーなトピック、しかし、「対アメリカ投資大家さん」が注目すべき最も重要なインフラ、水道管について、お話します。

水道管? 地味すぎて、そんなことに注意を払う初級投資家様はいないのではないでしょうか。

日本人の多くは、人口密度の高い都市部出身で、水道管から出てくる水が危険であることは、あまり想定していませんが、アメリカでは、実は、ロウワー地域の水道汚染は、定期的なメディアネタ。

数年前のミシガン州フリント市での水道汚染危機をきっかけに、この状況は、日本でも一部報道されました。下の記事を読んで恐怖を覚えない方はいないのではないでしょうか。

鉛の波紋──アメリカ史上最悪の水汚染公害から住民を守った科学者

実は、これは、単なる新聞報道以上に、大家さんにとって、わきまえておくべき大問題なので、そこを、ユーチューブで解説してみました。

アメリカの行政の非効率は、連邦主義も加わり、目を覆うものがあります。この問題を効率的に解決するために、日本人の起業家が、カルフォルニアで、頑張っておられるということを知り、感激しました。

加藤崇さん率いるフラクタ社のソフトを使えば、ピンポイントで、「今直さないと破裂する可能性が高い水道管」が表示され、後回しでなく、効率的に前倒しの水道管事業運営ができるそう。コスト削減、サービスアップの大変な革命のはずが、なぜか、全米の水道会社に、なかなか広まらないのだそうです。

Awarded Innovator Business
加藤崇 テクノロジーを経済に織り込んでいく。それが「起業家」の役割だから。

アメリカでも、水道会社は、地域寡占が許されており、ある地域で、当該水道会社が、効率的な長期視野に基づく経営を行うモチベーションというのは、低いというのが最大の問題だそうです。バイデン政権で、血税から財源をなんとか捻出し、不十分ながらも、水道インフラ等の投資を決めることが出来たのは、ニューディール以来のインパクトだという論評もありますが、実際のロジスティックスについては、まだまだ、すぐ効果が出るとか、健康被害の問題が大きく改善するといった楽観的な見通しを立てるには、時期尚早。

共和党やリベリタリアン主義者が、何かと行政サービスへの支出にケチを付けるのは、民主党に対する嫌がらせだけが理由ではなく、実際に血税が無駄になる連邦支出が後をたたないから。今回のインフラ投資法も、これまでと同じようなザル支出、非効率なバラマキで終わるのでしょうか、、、実際、多くの児童らに大きな健康被害を及ぼし続けている問題であるだけに、良き市民であろうとする納税者としても、なんとももどかしい。。。。

水道管劣化対策問題を能率的に解決する AI ソフトを開発した加藤さんの全米、日本で、ひいてはグローバルな活躍を、みなさんと応援したいところですね。

投資ノウハウカテゴリーの他の記事は、下から御覧ください。

https://usa-rei.info/category/know_how/