アメリカ不動産投資で資産倍増中ブログの中山道子です。
今日のトピックは、「不動産投資家、プール付きの豪邸を買うべきか、買わないべきか、それが問題だ」です。
私は、CNBCの MAKE IT シリースが好きで、時々ユーチューブで見ています。これは、ミレニアル世代のいろいろな方々の仕事、給料や生活ぶりを描く数分のドキュシリーズです。今高校生の娘に、世の中のことを知ってもらうために、見てもらえたらと思っていたのですが、娘より私のほうが食いついているという。
今日は特に、脱帽するしかないビデオに遭遇しました。
プール清掃の個人自営業者、年間8万9,000ドルを稼ぐ!
です。
この方は、大学でビジネス、マーケティングを専攻し、いくつかのアルバイト的な仕事をこなした後、レンタカーのエンタプライズ社に勤務を開始。しかし、その頃の給与は、2万ドル代で、全く充実せず、結局レイオフされてしまいます。
その間に、共働きの奥さんと自宅を購入。奥さんが「プール付きがいい」といったため、プールの付いたお宅を買いますが、最初は、プールのフィルター交換のやり方すら、全くわかりませんでした。
しかし、持ち前の頑張りで、自分のプールの管理をすべて自分でできるようになった頃、近所の方に、
「自分のプールガイ(pool guy)が当てにならなくて気に入らない。お宅はきれいだな。誰に頼んでいるの?」
と聞かれて、「え、自分でやってるけど」と回答したところ、
「自分の業者に払うだけ払うから、あんたやってくれないかい?」
といわれて、そこから、このプールビジネスがスタートしたといいます。
マークさんは、自宅近所をグーグルマップで調べ、「ぎょっ、みんなこんなにプールを持っているの?」と驚き、近所にピンポイントで、チラシ配布をします。
毎月のメンテ代は、
月2回✕80ドル=160ドル
彼はこう考えたのです。
「近所の15戸のプールと定期管理契約ができれば、それだけで、月間2,400ドルの収入になるぞ。これって基本、実働週2日じゃん!」
最初は失業中の副業程度に考えていましたが、4月になると、普段、冬の間は、プールを定期管理しないお宅からも、緊急プール開きのためのスペシャルクリーニングの要望が舞い込み、夏には冬の倍以上に相当忙しくなることに気が付き、本腰を入れることに。
2年前に始めた仕事で、2021年には、実に1,000万円の年収を見込むというのですから、大学で取得したビジネス・マーケッティングの学位が相当役に立っているようですね。
2021年、ニューオーリンズ市内のマークさんの料金は
プール開き、緊急クリーニング 600ドルから1,000ドル
毎月のメンテ 180ドルから300ドル
朝6時に始めるので、午後2時過ぎのお子さんの学校のお迎えもすべて彼が担当。失業時代を支えてくれた共働きの奥さんが「仕事をやめたければやめてもやっていけるように」という目標は、2年で軽く到達したようです。
マークさんの TIK TOK アカウントは、プール清掃の動画だけで150万人ものフォロワーがあるというのですから、ミレニアル時代のマーケッティングは勉強になりますね。
マークさんが素晴らしいのはもちろんですが、不動産投資家の血もを凍らせるのが、このメンテ代の数々が、プールガイにとってこれほどオイシイ仕事になっているというこの事実。
実は、一般論として、プールがあっても、家賃は、近隣の類似の家と比べ、それほど多くは違いません。売却時も、経費に見合う価格差はありません。
逆に、メンテナンスコストや保険のほうが高く、行政の検査もありますし、普通は投資には、プール付きの物件は勧められません。特に新規建設コストは、5万ドルといった額になるでしょう。その5万ドルが物件売却価格にそのまま上乗せになるというようなことはまったくないわけです。ショートセール(銀行ローン焦げ付き案件)やフォークロージャー(銀行差し押さえ案件)の場合なら、下手に荒廃したプールがあれば、モーターが動くのか、どれだけの修理が必要になるのかは、見当もつかなくなります。
ただし、COVID によって、公共プール利用が難しくなり、プール付き居宅や、複数のプールがあるマンションの需要がこれまで以上に増えたということを、知り合いの不動産業者さんは言っていました。
経験がある投資家が、
「プールがあると、賃貸に出したとき人気でテナントさんが定着しやすいから」
「プールがある物件のほうが売るときに人気が高いから」
といった「市場を見極めた上」での理由で、コストは、その「経費」として計算に入れて、あえてプール付き物件に手を出すということはありうるでしょうが、遠隔投資家には、これは難しいのではないでしょうか。
この記事のオチは、プール維持には、水道代、保険、モーターの損壊リスク、毎週のメンテという高いコストが生し、目に見えるリターンはないのだというお話です。
不況だろうと、COVID だろうと、アメリカには、昨今の日本社会の実情からは考えられないような豊かさが、まだまだありますね。
日本の居宅なら、どんな豪邸でも考えられないプールが、近所にゴロゴロあるというのが、アメリカンライフの一つの魅力でもありますが、外からは憧れをもっても、内実は、シビアですので、投資家になる場合は、いかにマークさんのような方(業者さん)に世話にならずに済むかに努力を注入する必要があります。
庭付き一戸建てなど管理する余力のなかったシンママの私としては、とにかく、子供が、《プールパーティー社交》を必要としない年齢になったことに、なにせ、感謝、感謝です。(当時は肩身が狭かった)
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ブログ紹介
2003年ころからアメリカ不動産投資に着手し、現在、「米国不動産投資」で食っているインベスターのブログです。
2020年の実績としては、COVID で多少回収が遅れた反面、自分の不動産ポートフォリオは、112万ドルほど、そこから、7万6000ドル弱の利息収入を回収しました。普通の賃貸経営では、家賃利回り7%は、実現できません。(COVID のような緊急事態でない平時には10%が通常です)
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