アメリカ不動産投資の中山道子です。アメリカでは、平時の市場というのは、売り手側の地位と買い手側の地位が均衡している状態。
具体的には、物件を掲載してから3ヶ月くらいで売却できる場合が、バランスの取れた状態で、6ヶ月かかる場合は、買い手市場であると言われます。
2021年現在、米国不動産市場は、大きく売り手市場に傾いており、掲載価格より上の価格でキャッシュで買うケースも普通。
この記事では、平均掲載時期が最短であるなど、ホットな市場のトップランキングをご紹介します。
日本人にはそれほど聞いたことがない都市が多く、こうした市場で投資できている人は多くないと思います。
ということで、2021年9月に最もホットだったマーケットトップ10ランキングをご紹介します。
トップに躍り出たのはニューハンプシャー州のマンチェスターナシュア・エリア。掲載物件は平均21日ですべて売れてしまいます。この1年、ほとんどの月で、ナンバーワンランキングを維持している恐怖の市場です。しかし、10位のテネシー州ジョンソンシティも、31日で売り切れるのですから、これらの市場は、現場の人にとっては、大差ない売り手市場。
このランキングは、今年2月の段階では、ウエスト・コーストの都市群が多かったのが、いずれも、ドロップ・アウトして、より広いエリアに広がっています。
これは、あるレベルでは、高くなってしまったエリアは、高止まりはするにせよ、買い手に避けられるようになる傾向を示しているのかと思います。そのため、トピカ市とか、ラピッドシティーとか、馴染みのない小さいエリアが踊りててきているのですね。
これまでのように、定番人気のエリアが売りか買いか、という単純な指標でなく、物件購入の波が、バラけているため、「ここが人口成長するだろうから」といった目算が立てにくく、投資家にとっては、読みにくい市場になってきている感があると思います。
今からこれらの市場に参入しようにも、品薄ですし、一躍ホットになった都市で、外国人投資家が容易に賃貸物件を買えるようになる頃には、その都市での価格高騰は一段落する可能性もあり、こうした中小都市に外国人がわらわらエントリーすることを一概には勧めにくいと感じます。
COVID でどれほど、BACK TO OFFICEが市場に影響を及ぼすか、ですね。
そんなわけで、紹介しておいてなんですが、こうした「今旬な市場トップランキング」は、話半分で。
《全米不動産協会サイトからご紹介》
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