アメリカ不動産投資日記:償還時に書類を捨てる満足、、、

中山道子です。

去年融資をした220万ドルの案件が、この3月に償還になり、今日、タックス関係の書類が一息ついて、ようやく、印刷した鑑定書や決済書類を廃棄するところまで行きました。目まぐるしい進展で、考えてみると、去年の4月の段階では、プライベート・エクイティ・ファンドである 現行 MTMA を立ち上げる予感などなく、、、

去年の今頃は、一昨年共同設立した FUND IT DETROIT に基づく短期融資のスキームづくりのため、弁護士が作成した書類にに頑張って手を入れていたのでした。遠い目。。。

どの案件でもすべてプリントアウトするわけではないのですが、大型の案件の場合、鑑定書をスクリーンでスクロールダウンで読むのは、どうしても、時間効率が悪いのです。

プリントアウトすると、メモもできるし、STICKY NOTESもつけられるし、一度でだいたい要点がわかります。仮製本してもらう手間を考えても、後で何回も見直すことを考えると、こっちのほうが結局効率がいいので、、、環境コンシャスな方には申し訳ないです。

決済書類も、同じ理屈で、パラパラめくるほうが概要がすぐわかり、「あの書類がない!」と気がついたこともあります。

人間なので、誰しもパーフェクトではなく、私自身、確認する役ですが、融資更新時に、更新依頼を受けて、確認するときに、前気が付かなかった細かい点に新たに気がつくこともあります。

この前は、決済後、1年以上たった案件のタイトルコミットメントが、別の物件のそれだったことに気が付き、慌てて決済代行会社の社長に連絡をしました。

事前に確認した原稿においては、正しいバージョンだったのです。

決済後、サインをした各種書類を取りまとめする役の担当者がおかしたちょっとした取り違いで、実際には、瑕疵保険は発行ナンバーもあり、正しい書類をもらえ、事なきを得たのですが、、、

書類は何百枚もあるので、決済関係書類がすべてE‐SIGNATUREにかわれば、将来、手書きが交じる書類のスキャン書類をめくらなくても良くなるのですが、、、

ただ、決済書類にサインをする方々にも、それぞれいろいろな事情があり、例えば弁護士を伴って、一緒に書類を確認しながらサインをするような場合は、私同様、現物書類を確認しながらサインをするほうが手っ取り早いですよね。

今のところ、サイン済みの決済書類や、登記が済んだ抵当権をAIにアップロードし、そのまま確認してもらうというところまでは、残念ながら、行きません。