初級投資家の最大の問題は、自分が初級だということがわからないこと

アメリカ不動産投資で資産倍増中ブログの中山道子です。

2018年夏に投資した案件が、ついこの前、2021年5月末に、元本償還となりました。

概要は、12万ドルを投資して、1年で帰ってくるということでした。それが、相手は、毎月きちんと金利を払う上、延々と更新を希望。最終的には、更新関係のフィーだけで、合計1万8,000ドルくらいを払った計算です。私自身は、最終的に、3年近くのうちに、合計で4万5,524ドルという利息を回収し、ROI は、14%を超えました。年率目標リターンが10%だったのが、びっくりです。

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JPモルガンチェイスの定位観測が面白い 後編

この記事は「雑談の続き」です。前編はこのリンクからどうぞ。

顧客アドバイザリー業務において、自社利益を優先して、顧客利益をないがしろにする傾向があると指摘されているJPモルガンチェイス。

2021年2月のブルームバーグの記事に戦慄の具体例が掲載されたので、ご紹介したいと思います。

この記事の概要

資産家の祖母の資産を運用させてもらうことになった孫二人、祖母の資産をお土産に、JPモルガンチェイスに、就職。そこでも、許可を得ずに、ハイリスクなヘッジファンドへの投資などを続け、手数料を荒稼ぎ。最後は、祖母の居宅に立ち入り、毎月の明細を破り捨てるなど証拠隠滅にも及んだ。

祖母の宝石の窃盗も疑われており、家族ぐるみで、祖母に、「問題はない」という書類にサインをさせるなど、行動がエスカレートした結果、祖母に法的に追及され、ブローカーライセンスを取り上げられる羽目に。JPモルガンチェイスもFINRA(業界監視機関)の仲裁手続きにおいて、顧客への義務違反や高齢者虐待に共同加担したと認定され、孫たちと連帯で、1900万ドルの返済を命じられた。

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JPモルガンチェイスの定位観測が面白い 前編

中山道子です。

今日は雑談です。

最近のゆるいツボは、大手金融機関が、いろいろルール違反をするのを定位観測することです。最初は、真剣に、小市民的な怒りをもっていましたが、最近は、残念ながら、社会不正義に対する正常な感覚がマヒしてしまったらしく、ただただ、ウケ続けています。ゴミ投資家の私、まったくご縁のない世界ですし、それくらいしか感情の持っていき方がないという。

特にジューシーなのが、JPモーガンチェイス。マレーシアの国民の皆さんすべてにお詫びをした記憶が新しいゴールドマンサックスのネタもオイシイですが、やはり、最大手だけあって、すべてがビッグです。

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住宅がいくら値上がりしても、「インフレ」とは関係がない理由

アメリカ不動産投資で資産倍増中ブログの中山道子です。

2021年春、「ハイパーインフレ」懸念が株式市場を席捲中。そもそも、インフレとは何を指すのでしょうか。一般人の肌感覚からすると、すでに、住居、医療、教育費は、とっくに、「ハイパーインフレ」状態に感じるのですが。

この違和感は、お役所がインフレを定義する方法が独自のものであることに由来します。

2021年春、最近の議論として、元米財務長官ローレンス・サマーズ氏が、インフレ懸念を声高に主張したという経緯がありました。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-03-28/QQLP4JDWLU6H01

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