米国式効率主義の行方 不動産投資でも、歩留まりが低い「自己解決型社会アメリカ」を知ろう

 

アメリカでプライベート・エクイティ・ファンドを共同経営している中山道子です。

最近、ある投資家様と話したとき、その方がこんなことを言っていました。

「米国式のビジネスは効率優先で、こちらの希望が先方の方針に合わなければ、あっさり切り捨てられますね。」

この方は、良い管理会社に出会いながらも、あちらが、「やらない」と決めた業務については、問い合わせをしても、「NO」の返事さえ来ない、そういう米国式効率経営の顧客選別眼の厳しさを体感している、ということでした。

この投稿記事のテーマは、そんな「効率主義社会アメリカ」は、効率至上主義のゆえに、別の問題を作り出している、それが、私達プレイヤー各人が背負わなければいけない不便である、そういうことを認識しよう、という趣旨です。

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根管治療拒否から12年──あの奥歯はいまだ絶賛自主メンテ中!

アメリカ不動産投資で資産倍増中ブログ管理人、居宅不動産プライベートエクイティファンドマネージャーの中山道子です。

不動産と全く関係ないんですが、2015年に、下の記事をアップしたことがあります。内容は、

《2014年に、奥歯が炎症を起こし、歯科医から根管治療を勧められたが、拒否して食事療法に転じ、最終的には、歯科医から、「このままできる限り手術をしないでいたらいい」と認めてもらった》

というお話です。

健康、長生きも、リサーチで、実現できるかも? 根幹治療、ただいま、無期限延期中!

この記事は、2025年現在、炎症から12年経って、まだ絶賛無期延期中を継続中です、というお話です。

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キャリアの“正解”がなくなった時代の居場所づくりとは/米国不動産編

居宅不動産プライベート・エクイティ・ファンドマネージャーの中山道子です。

私が若かった頃の日本では、キャリアというのは、「一つの会社に入って、ずっと勤め上げる」というイメージでした。私の父の世代です。しかし、実際には、私は、結局アメリカ流の「リスキリング」的なキャリア形成の道をたどることになりました。今日は、米国式のキャリアの積み上げ方について、私が経験したことを、お話します。

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150円の円安時代、私がアメリカ不動産ファンドを始めた理由

この記事の概要

■ 円安は、政府筋にとってはニューノーマルの政策なのでは?
■ 対米投資に着手してくださった私の投資家様は、今後も米ドル資産を大切に
■ 今後円が〈戻る〉かどうか?

アメリカで、戸建て不動産のプライベート・エクイティ・ファンドを共同経営中の中山道子です。思えば、対米不動産に伴う自分のキャリアは、2003、2004年あたりの「黎明期」にスタートしましたが、その後、環境の変化を経て、現在に至ります。

この10年強の間に、円が80円から急に120円になるという状況も、過去には生じました。それが、2012年から2015年の時期です。

しかし、今回の120円からの150円への展開は、マクロ事情が異なるのか、日本の個人投資家は、前回と異なり、【リスクオフ】モードに一挙に突入した感があります。

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