フィックスアップ案件の危険はこんなところ!

アメリカ不動産投資で資産倍増中ブログの中山道子です。

最近の不動産市場について、聞かれることも多いのですが、基本、

■ 西海岸な一部例外除き、居宅案件は、ペースダウン。値下がりというほどではない
■ 金利、インフレや各種経費値上がりを計算に入れると実質マイナスが数年

といった感じだと思います。

毎回援用していますが、長期保有をすると、リターンは、驚くべきようなものというわけには行きません。平均への回帰です。

平均への回帰

そのため、私は、ここ2年の間に、顧客様には、物件を一旦売却し、利益確定をされることをお勧めしました。例外は、「他に投資先がない場合」と、「ご自身での管理が面倒でない場合」です。ただ、長期保有の場合は、後半戦は、物件修理の嵐が始まりますので、リターン目論見は、更に不透明になることを覚悟します。

現在、米国では、多くの物件の値上がりに伴い、不動産税も、とんでもなく値上がりしています。また、天災等が酷くなっているため、保険も大変高くなっており、いわゆる SELF‐INSURED が増えています。

セルフインシュアランスとは、自分で、保険をかけること。なぜか、遠回しな言い方をしますが、ぶっちゃけ、「無保険」ということです。

保険をかけると、あまりに高いので、マイナスキャッシュフローになってしまうために、保険をあえてかけないというオプションですね。

当然、銀行に保険を要求されているときなんかは、これは可能ではありませんが、、、

いずれにせよ、そんなわけで、現在、不動産所有者は、各方面からの値上がり攻撃にあっており、これまでのうまみを維持するのはなかなか難しい状態。

プロ中のプロは、そんな中、どんなことをやっているのかというと、一つには、私達は、まだ、フィックスアップを結構やっています。

しかし、仕入れに注意をしたり、修理手法に特色があったり、こちらについては、「平均」を目指していては、うまくいきません。

下の動画では、私の昔の失敗も含め、フィックスアップがどうして危険なのか、そういう中で、好成績を出すにはどうするべきなのかを、お話してみました。

手前味噌になりますが、この水準になるには、10年単位のフルタイムコミットが必要です。メルマガで知り合った方で、本業がありながら、修理を手掛けようとされている方なんかがたまにいます。趣味なら大いに結構ですが、利益を出す目的の場合は、中途半端に手を出すのは、できるだけやめたほうがいいでしょう。