アメリカ不動産投資で資産倍増中ブログの中山道子です。
私自身、長らく、この問題を抱えていました。どういう問題かというと、リスクに応じたアセットアロケーションの考え方です。
投資をする際に、ポートフォリオのどの部分を、どれだけリスキー投資に回すか、リタイヤには、これが、最も重要な考え方で、不動産投資を全くしない方も、不動産投資しかしない方も、頭の片隅に、このことをおいて置かれる必要があります。堅実な方は、リスク投資をしなくても構わないわけですが、誰しもが、将来の成長を見据え、自分が納得するバランスを選ぶ必要があります。
しかし、特にリスキーな投資が好きな方というのは世の中に多数います。具体例として、私は、こういう例に遭遇したことがあります。
ある「自称ウルトラ慎重派」の方がいて、資産の多くは現金で持っているということでした。あと数年間でアーリーリタイヤを目指すというその方が、ある時、「スタートアップ投資に何千万も突っ込んでいたが、全てダメになり、詐欺まがいの可能性もあるので、弁護士が必要になった」というのです。
この方は、それまでは、私には、「現金をたくさん持っている。それが一番確実なので。投資は怖いですから」と言っていました。
そういう方がいきなり、あるスタートアップに何千万も投資をしてしまい、それが全額、水の泡になったというわけなのです。
このお話、ひとつのポイントは、「リスク投資のアロケーション」です。
前に、自分の資産総額をレコーディングするテクニックをご紹介しました。
レコーディングが習慣になったら、リスク投資をしたい方の場合、次のステップが、「自分の資産は、どの程度のリスクテイキングが可能なのか」を見極めていくことです。
ベンチャーキャピタルの場合、10件に投資し、3,4件が完全にゼロになり、さらに3,4件は、元本以上のリターンはない可能性が高いそうです。
The Venture Capital Secret – 75% of Startups Fail
ましてや、上の統計の数字は、プロとしてフルタイムでベンチャーキャピタルをやっているファンドの運用者たちの成績なのですから、一般人が副業的にたまたまベンチャースタートアップ投資をしたら、それが大化けするなんて、天文学的な運がなければ成立しません。
つまり、ベンチャー投資というのは、10件単位でやり続けるお財布がない限りは、意味がなく、資産総額が数億以下しかないような普通の人にとっては、手を出さないほうが無難なタイプのアセットクラスなのです。
上の例の方は、このシンプルな統計を計算に入れることをせずに、「現金」と「極端なリスク投資」との間のブレの中で、回復できないサイズのロスを出してしまい、そこから、また、すべての投資が嫌になってしまわれました。
しかし、本来、絶対、リスク投資をしてはいけないわけではありません。ただ、リスク投資をしたいなら、自分のポートフォリオの中で、一定のパーセンテージをリスク投資に回し、それがすべてなくなっても、全体的にはそれほど問題ない額に押さえておき、他の投資は粛々と進行させ続ける、これが、あるべき投資ポートフォリオなのです。なので、10万単位で投資させてくれるベンチャーというものが、もし、あるのなら、10件投資をしても100万ですから、資産総額が普通ランクの方がやるということもありうるでしょう。
流石にそれが難しいとして、今なら、仮想通貨投資が、身近な例かと思います。
上の例は不動産とは全く関係がありませんが、不動産絡みの場合でも、自分が、どの程度、リスキーな投資をしているかどうかの評価は、厳密にしていく必要があります。それが出来てはじめて、そのアセットクラスにどの程度、自分の投資可能資産を突っ込むかが決められるからです。
不動産投資の場合も、できることとしては、自分の不動産リテラシーを高めることが一番。同時に、こうしたアプローチで、複数のアセットのリスクプロフィールを吟味し、自分の資産について、どういう構成を取るのが現実的なのかなどを評価する試みも大切です。
一般論として、ポートフォリオの構成は、年齢が進むほど、リスクを減らす必要があります。また、年齢が進むほど、あるいは、アーリーリタイヤをしたければ、遠い将来への投資ではなく、現在のインカム実現を優先していくことに意味があります。
ちなみに、私自身は、自分のやっていることには、それなりに自信があり、投資家様にも、商品の特徴や運用成績は、きちんとお伝えしております。アメリカ不動産の勉強を絶え間なく続けてくださっている方にとっては、リタイヤ商品の主要コンポーネントとして使っていただけると自信を持っています。ただ、これまで、猿真似されたり、いろいろな嫌なことがあったので、ノウハウ的な面も含め、不特定多数の無料公開ブログでは、それほど突っ込んだ話はしていません。現場での経験、知識やコネクションがない方は、絶対独自に着手されないでください。
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