金余りで困っています!

アメリカ不動産投資で資産倍増中ブログの中山道子です。

2021年11月30日現在、私のやっている投資についての速報です。

一言でいうと、「周囲の金余りで、競争激化、困っています」というところ。早く、連邦準備銀行がテーパリングし、金利を上げ、お金の流通量を緊縮してほしいんですけど。

ビデオはこちらから。

背景をちょっと話すと、、、

2008年時の恐慌は、不動産が由来でした。そのため、不動産市場は、ヘルプが必要でした。実際には、当時得られたより多くのヘルプがあれば、もっと良かったと思いますが、、、いずれにせよ、株式市場に遅れながらも、不動産市場は、その後、2012年以降、順調に回復していきます。

それに対し、今回のコロナ恐慌は、不動産市場が順風満帆だったときに生じたもので、特に、行政の支援は不要でした。それなのに、連邦がMORTGAGE BACKED SECURITES(不動産担保債券)を買い上げまくったり(いわゆるQE、金融緩和)、連邦金利をガクッと下げて、不動産金利もが、めちゃくちゃ下がるきっかけとしたり、政策介入不要なのに介入がありすぎ、その結果もあって、不動産市場はアセットバブル化しています。

2021年、不動産はアセットバブル状態になった、とは今言いましたが、これは、「簡単に弾けるようなタイプのバブル」とは違います。というのも、実際に需要があるからです。そして、株式市場のバブルが不動産より更にずっとひどいために、不動産を買える層が、コロナ下、大きくリッチになっており、いくら値上がりしようとも、ますます大人買いできてしまうからなのです。

結果、依然、お金より物件のほうが足りない状況。この1,2年は、その状況は変わらないでしょう。

しかし、こうしたアセットバブル状態は、ちょっとしたことで、環境が変わることもあるわけで、本当に連邦が金利を上げ、また、供給が需要に追い付いたり、または、需要が調整に入ったりすれば、「今投資した不動産案件が、2年後、全く違う環境にさらされる」可能性もあるわけです。債券市場の動向や、株式市場の大幅下落といったことも、ある程度は、こちらに飛び火するでしょう。

私たちはそこを心配しているために、第一には短期投資しかしませんが(最大3年程度)、第二に、その場合でも、十分に余裕を見て投資をしています。

しかし、金余りの現在、周囲は、慎重派ばかりではなく、2008年時の恐慌を経験していないような競合は、当方からすると乱暴な投資をしているように見えるわけで、現在、投資をしようにも、当方から融資を受けてくれる借り手が少なく、また金利も調整する必要がある場合が出ている状況。

投資はなんでもそうですが、不動産は、「お金があれば、いい物件が出てくる」のではなく、「いい物件があってはじめてお金の置き所ができる」わけで、投資基準を下げて、お金をリスクしたくはありません。

資産運用の第一ルールは、元本を不適切な危険にさらさないこと。

今は、私たちにとっても、我慢のしどころです。