その海外口座、家族に教えてありますか? 非常時、相続時の対策

アメリカ不動産投資で資産倍増中ブログの中山道子です。メルマガ購読者様向けに公開したビデオを一般公開します。新型コロナ旋風で、急に入院になったら、大変だなと思ったことはありますか? 相続時に、海外資産のアクセスや管理方法の申し送りをご家族にしてありますか? 私の解決法をご教示します。弁護士など使わず、格安で、手間いらずです。

ビデオの内容を簡単に記事でご説明します。

そもそも、海外投資をされている方は、海外に口座を持っていることが必要ですが、慣れていない方や、高齢になってきた方は、海外口座のアクセス方法が複雑で、わからなくなったりすることがあります。

英語や中国語などの世界言語が堪能なら、それでも、サポートに電話をすれば解決するのですが、そこで、つまずいて、「パスポートを持って支店においでください」と言われてしまうケースも散見されます。

次に、自分では管理がきちんとできているが、入院や、まさかのときに、残された家族が、本人と同じスキルがなく、対処の方法がわからない場合。想定外だったため、家族が、口座のアクセス方法からしてが、わからない、そもそも、口座の存在すら申し送りされていない、といった状況すら、あるかもしれません。

私自身、シングルペアレントです。

万が一のことがあれば、ティーンエージャーの子供に問題解決をしてもらわなければなりません。例えば、私が意識を失えば、病院の診察券や、ATM カードを持って病院に同行してもらい、場合によったら、私のかわりに、私の普通預金口座から、 当座の手元費用を引き出してもらう程度のことが必要になるかもしれません。

問題が長期に渡れば、いろいろな金融機関においてあるお金を、生活費口座に移動するくらいのことも必要になりえますし、最悪、いきなり相続となれば、現地口座やら日本の銀行など、いくつもの口座を掌握して相続手続きを進める必要が生じます。

だからといって、口座の詳細やアクセス方法を、わざわざ、一覧リストにして、相続人に事前に渡しておくのも、別の意味で問題がありえます。夫婦の間であっても、一部資産を別々に管理をしているケースもあるでしょう。

こうした問題を解決するため、私は、実は、ラストパスというパスワードソフトを利用しています。

ラストパスは、無料バージョンもあるのですが、月数ドル払う有料オプションには、EMERGENCY ACCESS という制度があり、私が子供のメアドを登録しておくと、子供が、私のパスワード一覧登録へと、緊急時にアクセスすることが可能。

具体的なシナリオとしては、私が意識を失い、子供が私の金融機関情報にアクセスする必要が生じたら、子供が、ラストパスにメールをします。

子供が、私のラストパスアカウントへの緊急アクセスを要請したことは、私に直ちにメールされます。そして、「このアクセス申請、了承しますか? ブロックしますか?」という申し送りがあります。

その段階で、私がピンピンしていれば、要請をブロックして終わり。私が意識不明であれば、私がその緊急アクセス請求をブロックできないわけで、そうすると、ラストパスが、子供に、私の一覧パスワードをすべて開示してくれるのです。

パスワード管理ソフトは色々ありますが、有名なタイプでも、このサービスがないことがあります。

このやり方の便利なところは、日常的な申し送りが最小限で済むこと。どのアクセスパスワードも、必ず最新のものであるわけです。

一つ残念なのが、ラストパスが、2020年5月段階で、日本語バージョンがないこと。英語やスペイン語、ポルトガル語など、欧米系の言語オプションが中心。今後に期待したいです。

このビデオをご覧になったメルマガ読者様(私の顧客様、投資塾受講者様でもあります)から、下のお便りを頂戴したので、ご紹介します。

2020年5月現在ラストパスには特に紹介プログラムなどもなく、この紹介はあくまで私の自発的なものです。他の方法で、こうした申し送りがよりスムーズにできる場合もあるかもしれません。「考えたことがなかった」と思われた方、これをきっかけに、海外投資に伴う問題として、万が一のときの申し送りについて考えて見られることをお勧めしたいと思います。