アメリカ不動産投資で資産倍増中ブログの中山道子です。
今日は、不動産がインフレヘッジになるのかという問題を取り上げます。
一般論として、イメージ的に、不動産を持っていると、インフレヘッジになるというふうに思われています。しかし、今、不動産は結構高くなってしまった気がしますね。これからの米国で、不動産を買うことは、吉とでるのでしょうか、それとも、凶と出るのでしょうか?
データを見ると、歴史的には、不動産の価格は、インフレに対し、1%位しか、パフォーマンスしません。つまり、インフレ率が2%の場合、不動産は、3%の値上がりをするケースが多いのです。
こうきくと、
「覆ったより大したことないなあ」
と思われる方のほうが多いでしょう。そのとおりです。なので間違いを犯すと、ロスのほうがひどくなる可能性が高い、結構厳しい世界です。
ただ、不動産の場合、複数の収入源になります。
1)値上がり
2)家賃
3)減価償却
そのため、合計すると、歴史的に、これらの3つは、多分、株式の歴史的パフォーマンス(S&Pインデックス)に準じるパフォーマンスを目標にできるのです。
ただ、これは、統計的な一般論なので、これよりうまくいく場合もあるでしょうし、微妙な物件を買ってしまった場合、賃貸に苦戦することすらあるというわけです。
この二年で不動産の価格は年率15%の値上がりをし、家賃も、2021年は、同じペースで値上がりしています。このように、家賃が、不動産価格と並行して値上がりし続ける場合は、物件を購入しても、リターンは下がらないということになります。
今後、足りない物件供給の対策が強化されれば、その結果、不動産も、家賃も、それほど値上がりしない状態に収まるかもしれません。政策や供給提供が安定しなければ、値上がりが続くでしょう。
見通しが立てにくい時期なので、「長期戦でじっくり」できる人だけが、今開始できる、そんなところでしょうか。株式市場のリターンも、これまでのようにはいかない可能性が高いのですから、今後は、あまり欲を持つことはできないということです。
私自身は、成功するか成功しないかがはっきりしない状態で長期に投資をするという賃貸経営はもうあまりやっていません。短期融資投資で、S&P インデックスの歴史的なリターン率に匹敵するリターンを毎年確保しているので、FIXED INCOME 戦略としては、自分のやっていること以上の投資商品はないだろうと自負しています。
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