「アメリカ不動産投資で資産倍増中!」ブログの中山道子です。
今回は、「なんちゃって LLC 口座開設」の方法。米国居住者でなくても、これで、LLC 設立と口座開設が、自宅に居ながらにして、すべて終わります。
米国居住者でない場合、LLC 設立時には、銀行口座開設のため、渡米が必要になります。当面、何か必要という場合、TRANSFERWISE の LLC 口座開設をご検討されることにメリットがありえます。
私のアフィリ・リンクを使って頂ける場合は、こちらをクリック。お互い、少し得します。
現在、米国の銀行口座は、通常、渡米により取得する必要があります。例外はあって、日本在住の個人様でしたら、日本の銀行の子会社であるカルフォルニアのユニオン・バンクで、郵送で口座が開設できます。
他方、LLC については、銀行口座開設は、どの金融機関であっても、現在、経営者様の来店が必要です。
前にこの点について記載した記事は、こちらをご参照ください。
米国に投資用の LLC を設立する段取りは、銀行口座開設の旅程から逆算します
それに対し、現在、「当面の代替オプション」として、TRANSFERWISE というサービスを使うと、米国の LLC 銀行口座開設が自宅にいながらにして可能になることがわかりましたので、ご案内します。
トランスファーワイズ自身は、米国の銀行としての認可は受けておらず、例えば、銀行が加入している預金保険( FDIC 、預金保険額は通常25万ドル)には直接加入していませんが、他の連邦や州立の金融サービスの監督機関への届け出やライセンスは取得しています。
また、実際には、FDIC の保険に加入している米国の金融機関( Community Federal Savings Bank (CFSB), Cross River Bank (CRB) and Wells Fargo )との提携で米国内の預金管理を行っているということがウエブサイトにはあり、その部分の保障がある程度提供されていることを匂わせているので、そこら辺、預金の安全性をどう評価するかは、考え方次第ではあります。
トランスファーワイズ、各国認可機関やライセンス取得状況のページ
私としては、「これは太鼓判を押します」ということを申し上げられる立場にはありませんが、「正式の銀行口座を開設するまでのオプションとして、検討可能です」ということを簡単にご案内しておこうかと思います。
LLC 口座開設手続きを自分自身でも、やってみました。
「書類確認に最大5営業日かかる」ということでしたが、実際には、48時間位。これまで、、個人用のサービスは、結構使っていますが、これといったトラブルもなく、また、質問に対するカスタマーサポートのメール対応がとくにいいです。
このブログの冒頭写真で、開設したばかりの私の法人口座のページの送金制限該当箇所を表示してみました。
「1日の資金受け取り上限額は、300万ドル、1年の資金受け取り合計金額は、500万ドル」
と相当大きな取引にも対応可能なのがすごいところです。
そこそこの中小企業が、複数国で複数貨幣のやり取りが定期的にある場合に、それなりの資金を回収し、それなりの支払いをそれぞれの国で行うことに一元的に使ってほしい、という感じでしょうか。
数100万ドル単位の売上がある中小企業が、「お財布代わりに」ということで、ここに、それなりの資金をプールすることを決めれば、トランスファーワイズ側としては、銀行でないため、置いてある資金に対し、金利は支払いませんので、想像するに、その分や、送金手数料、為替手数料が、利益になる、しかも、実際の銀行でないので、建物などの初期投入コストは最小限である、といったビジネス・モデルなのでしょうか。
トランスファーワイズで 米国 LLC 口座を開設するまでの段取り
1)個人用の口座を作る。パスポート等をアップロードし、個人認証をする必要があります。居住国が日本であれば、日本のトランスファーワイズの口座ということになります。
2)それができた段階で、BUSINESS PROFILE を作成します。米国に居住していなくても、一人 LLC 経営をしていることを証明する資料をアップロードします。
※ どちらも、数日間の審査期間があります。
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LLC は設立したが、渡米するまでに時間が開いてしまう。その間、当面、少額の家賃を受け取るための口座が必要になった、といったケースなら、それほど心配せずに、ご利用いただけるのではないでしょうか。
この記事は、2019年2月14日に掲載されました。ブログという形式上、最新情報とは限りません。詳細は、御本人がご確認ください。