アメリカ不動産投資、一戸建てとマンション、どちらが儲かるか?

アメリカ不動産投資で資産倍増中ブログの中山道子です。

今日は、上のタイトルで、YOUTUBE ビデオを作ってみましたので、ビギナーの方は、ぜひご覧ください。

日本語の一般用語では、「区分所有」のことをマンションといいますので一般慣例に従いましたが、米国では、「コンド(CONDO)」と呼ばれるタイプの大規模マンション内の一室を買うタイプの投資を、一戸建てをホールディングするのに比べ、どちらがお勧めかについての私の意見をご説明しています。

ビデオでご説明したいのは、

一戸建ては、うまく行ったときのアップサイドが大きいが、見込み違いのときのダウンサイドは、さらに下振れする。

それに対し、

コンド投資は、うまく行っても、一戸建てがうまく行った時と比べれば、そこまでは手残りしない。但し、ダウンサイド、見込み違いを最小限に抑えられるという意味で、リスク・コントロールがずっと容易である。

初級者にとってはどちらがお勧めなのかは、言うまでもないでしょう。

例外は、ネバダやアリゾナのように、乾燥しているエリア。

こうした地域では、一戸建てをホールディングしていても、乾燥しているため、木造がほとんど痛みません。こういう地域では、一戸建て投資に対するハードルは、そこまで高くないと思って構いません。

対して、フロリダのようなところで一戸建てを持つと、一見、温暖で、建築物の外観は、アリゾナと大差ないように見えても、ハリケーンや津波の他、植栽のガーデニング(植栽がすごく伸びるから)など、外回り関係の手間は比べ物になりません。

上のグラフは、左がフロリダ州オーランド、右がアリゾナ州フィニックスの降雨量の比較です。

https://ja.weatherspark.com/

というウエブサイトを参照しました。

ベガスはフィニックスより更に降雨量が少なく、木造建築は、こういった気候の中では、ずっと長持ちします。人や植栽にとってはそれほど優しくない環境ですが、賃貸物件経営には最適です。

賃貸経営を行いながら、キャピタル・ゲインを狙うスタイルの投資は、平時には、5年ではなく、7年位を目標にしないと、意味のあるリターンになりません。(相場急落後にうまく買える場合など例外を除く)

ホールディング期間が長くなるほど、予期せぬ修理が生じる可能性が高いわけで、現地に詳しい、経験が豊富、自分で修理ができる、自分で修理手配の段取りが効率的にできるといったランクの投資家でない場合は、ダウンサイドを最小に抑える戦略着手が、成功の第一歩です。

この記事の要点

素人投資家は、一戸建てのほうが手残りがすると聞いて、つい、そちらに乗り出しがちですが、一般論として、マンション経営のほうが、ダウンサイド・リスクが低いので、遠隔投資、手間のかかりにくい投資を行いたい方は、マンション投資で経験を積んでいきましょう。

見返りの差は、この一戸建てのリスク・プレミアムを勘案すると、多分、ほとんど無くなるだろうと思います。

一戸建ては、ハイリスク、ハイコストのゆえのハイリターンであることをお忘れないように。