米国不動産決済 名義登記移転問題は、誰のロス? TITLE INSURANCE とはなにか

アメリカ不動産投資で資産倍増中!ブログの中山道子です。

この前、SNSの画面で、お知り合いが、「ワイドショーで取り上げられているけど、地面師ってなんだろう」とコメントされており、ずいぶん古い言葉?が突然でてきたな、とニュースをチェックしたら、

大手住宅メーカー、積水ハウスが、某一等地の不動産を、新築マンション建設のため、購入し、代金70億円だか、そのうちの55億だかを払ったのにもかかわらず、名義移転ができず、売り手側が連絡を絶ってしまった、

というニュースに触れました。今日は、この例を取り、「米国だったら、こういう時、どうなるか」を考えたいと思います。

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在庫と価格の関係 全米ベースの参考資料 6ヶ月が分水嶺

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米国の連邦レベルでの統計を見ると、市場が「買い手市場」になり、物件価格が下がっていくターニングポイントは、在庫的に見ると、「掲載物件数が、一ヶ月で売れる物件数の6倍」以上になる頃のようです。

別の言い方をすると、一般的に「在庫が6ヶ月分以上になってくると、価格調整が入る」ようです。

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直近のエリア動向を見るときには、在庫に注目しましょう

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投資エリアで、直近の価格動向をアバウトにチェックしたい場合は、在庫に着目してみましょう。在庫が少なくなっている状態が続いていれば、供給不足なので、価格は高くても、高止まりが続く可能性があり、在庫の量が増えてきている場合は、価格調整が入るサインかも知れません。

不動産関係のデータをたくさん集めるのが仕事なコアロジックという会社は、最近、よく、「不動産市場の殆どは高くなりすぎてしまっている」という事を言っています。

CoreLogic US Home Price Report Reveals Nearly Half of the Nation’s Largest 50 Markets are Overvalued

高すぎるというのは、同社の定義では、「該当市場において、長期サステナブルであると思われる価格より1割以上高い」ということ。

同社では、2017年の段階から、主要50都市の半分以上で、地元経済のファンダメンタルズ(例えば地元の給料水準に基づく可処分所得など)を前提にすると、物件価格は高すぎる、ということを何度も言っています。

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管理組合の恐怖 Homeowner’s Association (HOA) Woes

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米国では、管理組合のことは、HOMEOWNER’S ASSOCIATION と呼びます。略して HOA(エイチオーエー) 。管理組合費のことは、HOA FEES(エイチオーエーフィーズ) と呼びます。

管理組合は、通常、デベロッパーが外部の不動産管理会社に業務を委託してアレンジ、管理組合のルールブック、規約は、BYLAWS(バイローズ) といいます。

管理組合の権力は強力なので、投資物件に賃借人を入れている人は、気をつけましょう。

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