中国地方都市の生活水準がこんなに高い! 2018年青島の夏休み

「アメリカ不動産投資で資産倍増中!」ブログの管理人中山道子です。

現在、夏休みで、中国に来ています。

中国不動産や物価については、成長鈍化と言われていますが、その反面、地方都市の生活水準は、どんどん高くなっているのではないかと感じます。現在の中国地方都市の中産層の生活水準は、東京の中産層のそれを、軽く超えているのではないでしょうか。

私のいるのは、山東省青島市。

歴史が浅い新興都市なので、すべてがきれいな街で、山と海とが両方あり、海岸で涼しいため、避暑地として大変人気のあるところです。

冒頭の写真は、黄島という隣接都市のビーチフロントの写真ですが、全面的に砂を入れた人口ビーチが広がり、「シドニー?」とまごう巨大なコンサートホールが。

記事冒頭の写真にもちょっと写っていますが、ホールの先端からは、バンジージャンプをしている人々がいました。

ちょうどこのエリアは、毎年、ビールフェスティバルが行われるので、ディズニーのお城のようなヒルトンホテルもあり、近代的な一大観光拠点と言った様子です。

ヒルトン青島ゴールデンビーチ

昔の中国だと、ゴミだらけというイメージがあるかもしれませんが、最近は、マナーが良く、また清掃も熱心にやっているので、どこも広々し、気持ちいいです。

都市全体を、水撒き車がくまなく回っており、緑が青々としています。米国や日本なんか、今、インフラストラクチャーに対する投資ができていないことが社会的な問題になっていますが、この整然とした都市展開!(今統計上、中国は、GDPの9%近くをインフラに投資しているそうで、これは、日本の倍以上、米国の4倍以上のようです)

空気まで、ずっと良くなっていてびっくりしました。最近、空気清浄機の売上が落ちているらしいです、、、中国、凄い。。。

下は、滞在させていただいたお友達のお宅のマンションの敷地内。ここもお城のような建物があり、中は、分譲のモデルルームや商談会場があるセンターです。また、このスタイルのヨーロッパ式のタウンハウスも販売されており、デザインは統一されていて素敵です。

 

商談が行われるモデルルーム棟、豪華すぎ、、、

下のスライドショーは、モデルルームの写真です。

敷地内は広々としており、外の遊具も充実している他、室内に、子供向けの広々とした無料の遊び場、更には、テニスやバトミントンができるコートまであり、なんと、室内施設には、係員が在籍していました。

プールこそ無いものの、相当羨ましかったです。

 

実は、友人の引っ越したこのマンション、青島ではまだ開発が始まったばかりのエリアにあるため、3ベッドルーム150平方は、なんと、2,000万円といった額らしいのです。しかも、賃貸すると、月額2,000元(3万円台)とか、どうも、買うのが馬鹿らしいくらいの値段!

私が4年前まで住んでいた青島の別エリア、某区のマンションは、サイズはずっと小さくて、似た値段だったんで、びっくりしました。それでも、当時は、中心街の半分以下といったイメージの家賃だったので、その時は値段の割にバリューがあると思い、喜んで住んでいましたが、敷地内には屋外の大人向けの体操器具くらいしか無く、体育館なんて、当然、なかったですから。。。

ちなみに、私が昔中国で居住していたマンションについては、過去にご紹介したことがありますので、下にリンクをご案内しておきます。(昔のブログに飛びます)

最初に住んだところ
ダウンサイズ引越し後

話を戻すと、この振興エリア、唯一というか当然のネックが、まだマンション分譲が始まったばかりで、周囲には何も便利なものがないこと。品揃え微妙なスーパーが車で20分と、今は正直、陸の孤島状態です。

友人たちは、なぜ、わざわざ、ここに来たのかというと、新しい公立の実験/重点拠点校ができたから。教師陣は、みんな北京の清華大学出身で、授業は、IPADを使ってオンラインビデオを見て自習してから授業を受けるからナンタラカンタラとか、、、

たしかに、下の写真を見ていただけるとわかるように、なんか、大学か?と思うような立派な設備の学校でした。

地元公立に通うには賃貸では駄目なので、そのエリアのプレビルドを買い、世話人に袖の下を渡し(中国では良い公立に入りたいときは仲介者に手数料を払う必要があり、青島でも、百万円とか、結構な額になる場合があるが、通学自体は無料)、お嬢さんが無事、憧れの一貫制中高に入れたということで、不便を承知で、喜んで、そこに陣取っているわけです。

学校の魅力でエリアは値上がりすると踏んで、なんと4室、購入したそう。

ママ友によると、開校初年度、ネット告知を見て家を買ったら入れたけれど、今年は、もうマンションを隣に買っても、抽選になって、世話人にお金を渡しても、入れない人が続出したらしいわ」との話でした。ああ、教育フィーバー、、、

中国不動産バブル、沈下傾向は指摘されていますが、米国でも学区ゾーニングの効果は、経済学者により、実に、『全国平均で、不動産価格に対し、20万ドルを上乗せする』と算出されているほど、大きな意味があります。(「学区と物件価格の関係 究極の選択」記事参照)

そう考えれば、友人夫婦の賭けは、相当戦略的。少子化の30年後はわかりませんが、この5年、10年という単位で見れば、意味ある投資になる可能性は大きそうです。ママ友のご主人は、株式投資で連戦連勝中の敏腕投資家なんですが、さすが、目の付け所が、シャープかも。

最後の写真集は、車窓からの風景。

 


 

「低成長」の成果か、物価はそれほど大きくは変わっていない部分もあり、お野菜数キロ分が、100円台だったり、行きつけのWYNDHAMホテルのサウナ付きプールのデイユースが、依然、一人49元(800円!)で1日遊べたりと、大したお金を使わず、夏を満喫しています。

ウィンダムホテル青島

また、青島の一般的な物価は、オンラインの口コミサイトで、ご覧いただけます。

もちろん、平均賃金は、上昇傾向とはいっても、一般化してしまうと、月額10万円台前半のイメージなようですので、誰でもが私の友人たちのような暮らしをしているわけではないのですが、しかし、その反面で、彼女たちの暮らしは、アッパー30%位の中産ランクではあるかもしれませんが、決して富裕層レベルではありません。(富裕層といわれて思いつくのは、子供が前ここで通学していた学校の経営者。この夏の買物は、「ニュージーランドの学校」だそうです。)

そんなわけで、3年前まで住んでいた都市ですが、今回、最新の新興郊外エリアのこのバリュー感には、相当驚きました。

もちろん、子供は昔の友人達と遊べて大満足。3年前生まれていなかった小妹妹(シャオメイメイ、妹ちゃん)も、仲間に加わり、賑やかです。

北京や上海とは全く違う都市、青島。知名度はワンランク落ちる地方都市ですが、中国国内都市ランキング的には、トップ10あたりにランクイン。その1,000万人は、東京都の人口1,350万人に迫る都市サイズです。産業的には、ビールの青島ビールのみならず、世界に冠たる家電メーカー、ハイアールにとっても本拠地。

不動産投資家であるのにもかかわらず、中国不動産については、何も勉強していないので、単なる旅行記、断片的な印象に終始し、恐縮ですが、久しぶりの旅行で、中国の堂々の大国ぶりに、またまた圧倒されました。と同時に、成熟社会から比べると、まだまだ消費拡大の余地はありそう。

なんといっても、2018年現在も、中国の貯蓄率は、46%で、これだけ急成長、クオリティオブライフが倍増、躍進していても、それでも、「節約しすぎで、世界への波及が足りない。今後の世界のためには、どうにかして、もっとお金を使ってもらわないと」という状況なのですから。(IMFブログより)

これは、私も思うところ大で、よく、「中国はもう成長しない」と言っている人もいますが、個人消費がGDPの7割でようやく持っている米国と比べると、中国は、まだ4割程度。国民が貯蓄率を下げ、ここが、先進諸国に準じた消費大国化すれば、全く違う国になるでしょう。OECDデータより

このブログを読んでくださっている皆様はご存知のように、自分自身、個人レベルでは、私は、そのような消費拡大には反対しており、実際、自分自身の貯蓄率は高いですが、マクロ経済学的に見れば、多分、米国式消費社会への転換は、どの国にとっても、時間の問題、回避不可能な流れなわけです。

さて、皆さんのイメージされる中国、北京や上海、あるいは農村部のイメージともちょっと違う風景になったのではないでしょうか。今後も中国の勢いは、止まらないだろうと感じる2018年の夏でした。